SES | ||
トオル |
意見もだいたいまとまったことだし あとは始動させるだけか! |
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鈴音 | 鈴音・・・ドキドキしちゃうよぉ! | |
絵里奈 | つながる保証はどれくらいあるんですの? | |
理香 |
そんなものがあるくらいなら使いもせずに ここまで大事にとってなんかおかないわよ。 |
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絵里奈 |
・・・じゃあ 失敗するかも知れないんですわね?! |
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教授 |
まぁまぁ どちらにせよ わしらは悪運強いヤカラの集団じゃぃ! |
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教授 | きっと大丈夫じゃよ! | |
教授 |
じゃなきゃ ここまでだって 生き残れはすまい。 |
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教授 | 己が力を信じるのみじゃ。 | |
教授 |
駄目なら何度でも挑戦すればよろし!! きっと大丈夫じゃよ! |
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鈴音 |
わぁ〜い 教授!! ホントに先生みたぁい! パチパチ!! |
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教授 |
ホントに先生なんじゃがな。 とほほ・・・。 |
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トオル |
大丈夫? 沙織ちゃん。 顔色が悪いけど・・・ |
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沙織 |
え? う・・・うん! ダイジョーブ!! なんか緊張しちゃって! |
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理香 |
じゃあ 善は急げ! やってみましょっか! |
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鈴音 |
もしもうまくいったら 誰かお迎えが来てくれるのかなぁ? |
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理香 |
衛星に対するコンタクトが成功したら 近くを航行中の船が要請を受けてやってくるはず。 |
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沙織 |
でも・・・そしたらキャンプともお別れですね。 ちょっと寂しいな。 |
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トオル | ほんと・・・いろいろあったよな・・・ | |
教授 |
さあさあ ちゃきちゃきやらんと 陽が暮れてしまうぞぃ!! |
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理香 | OK! じゃ 始めましょっか! | |
教授 | さぁ 頼むぞぃ! | |
理香 | ・・・長丁場になるから覚悟してね。 | |
理香 |
これを使ったからって すぐに救助が来るわけじゃないから。 |
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絵里奈 | 待つのは苦手ですわ。 | |
理香 | そうでしょうけどね。 | |
理香 |
操作そのものにかける時間は 大したものじゃないの。 |
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理香 |
本体そのものは完成してるから あとは電源を入れて接続。 |
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理香 |
さらにサーボを操作して 衛星の位置を割り出すだけ。 |
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理香 |
それでインマルサットの緊急救助信号が 本部で受診次第 救助隊の発動がかかるはずよ。 |
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沙織 |
あんな中華鍋で作ったアンテナで衛星と交信なんか できるんですか? |
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理香 | 計算上では可能と出てるわ。 | |
理香 | 問題なのはお手製の内臓回路の方。 | |
理香 |
耐久力に難ありだから活動時間は せいぜいもって10分ってところかしら |
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理香 |
そのあいだに衛星と コンタクトがとれればいいけど・・・ |
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教授 | さあさあ そろそろいってみようぞぃ! | |
理香 | オッケー! じゃ電源を入れるわね! | |
− | ・・・・・・・・・・・・・・・ | |
− | 実験 | 進むべき道 |