人々に語り継がれる神話の中にこんな話があります。
その昔、神々の力が眠るといわれた王国がありました。
その国は、緑豊かな美しいところでしたが
悪しき者に目をつけられ神々の力を奪われてしまいました。
悪しき力により王国は、闇につつまれ
命運ここに尽きたかと思われたその時
緑衣を身にまとった若者が何処からともなく現れました。
若者は退魔の剣をふるい悪しき者を封じ王国に光を取り戻したといいます。
時を越えて現れた若者を民は「時の勇者」とよび称えました
若者の話は、言の葉で語り継がれやがて伝説となった頃・・・
王国に再び災いの嵐が吹き荒れました。
勇者により封じられたかに見えたあの悪しき者が
地の底より這い出してきたのです。
王国の民は、時の勇者が再び現れてくれると信じていました。
しかし・・・勇者が現れることはありませんでした。
邪悪な力を前にした彼らはなすすべもなくただ祈るばかり
ついに、みずからの命運を神々に、ゆだねることにしました。
その後王国がどうなったのか・・・知るものはいません。

国の記憶は消えようとも伝説は風に乗り今も息づいています。
ある島では男の子が大きくなると緑の衣を着せ、祝う風習があります。
草原にわたる新緑の風を心にまとい旋風のごとく剣をうならせ「闇」を絶つ
あの伝説の若者のように勇気を知る者になれと願いをこめ・・・

ハイリア文字を読め!!

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